
子どもたちが喜んでくれて、
嬉しくてたまらなかったことが原点
嬉しくてたまらなかったことが原点
大学卒業後、学習塾「花まる学習会」で教材開発にかかわりながら、教室で子どもたちを指導していました。その中で、子どもたちにとって”親”の存在がいかに大きいかを実感し、親御さんと暮らせない子にも学びを届けたいと考え、児童養護施設で学習支援を始めました。
ところが、最初は思うようにいきませんでした。5年生の子の算数を見ていて、2年生くらいの内容から取り組んだ方がいいと思い、2年生用の教材を持っていきましたが、手が動きませんでした。その子にとっては、せっかく来てくれたお兄さんに、自分のできないところを見せ続ける場になってしまっていたのでしょう。
ところが、最初は思うようにいきませんでした。5年生の子の算数を見ていて、2年生くらいの内容から取り組んだ方がいいと思い、2年生用の教材を持っていきましたが、手が動きませんでした。その子にとっては、せっかく来てくれたお兄さんに、自分のできないところを見せ続ける場になってしまっていたのでしょう。

そこで、何もしないよりは良いだろうと自作のパズルを持ち込んだところ、子どもたちの様子が一変しました。学年なんて関係ない問題に「楽しくてたまらない!」というように取り組んでくれたのです。ノリノリになった子どもたちの勢いは、私の想像を超えるものでした。渡すパズルがなくなり「降参だ!」と笑うと、子どもが自ら学習ドリルを持ってきて「一緒にやろう」と言ってきました。”普通の勉強”をさせようとしてもうまくいかなかったのに、「自分にもできる」「考えるって楽しい」という経験をすることで、自然と”普通の勉強”もやり始めたのです。これは私にとって大きな原体験になりました。


その後、ご縁をいただき、海外の児童養護施設や公立小学校でも出張授業を行うようになりました。フィリピン・セブに始まり、カンボジア、ラオス、東ティモール、モンゴルと回りました。英語が通じない場所もあったので、文字を使わず、線や図形だけで直感的に考えられるパズル教材へと磨き上げていきました。そうするうちに、どの国・どの地域でも「楽しくて楽しくてたまらない!」「こんなに楽しいことがあるのか」と思ってもらえる場を作れるようになっていきました。そんな子どもたちの喜ぶ姿が嬉しくてたまらず、このような体験を世界に届けたい、届けられるはずだと思い始めたのが、ワンダーファイという会社です。
ワンダーファイでは設立当初から、作りたての教材を子どもたちに試してもらい、その反応を見て改善していく開発プロセスが根付いています。今でも私自身、子どもたちに新しい教材を使ってもらうことがとても楽しみで、いつも心を揺さぶられます。こうしたことを大事に思うメンバーが集まって、教材やコンテンツを開発し続けているのが、ワンダーファイの大きな特徴です。
ワンダーファイでは設立当初から、作りたての教材を子どもたちに試してもらい、その反応を見て改善していく開発プロセスが根付いています。今でも私自身、子どもたちに新しい教材を使ってもらうことがとても楽しみで、いつも心を揺さぶられます。こうしたことを大事に思うメンバーが集まって、教材やコンテンツを開発し続けているのが、ワンダーファイの大きな特徴です。
保護者の方やパートナーとともに、
世界のもっと多くの子に
”知的なわくわく”を
世界のもっと多くの子に
”知的なわくわく”を
私たちは、子どもたちの”知的なわくわく”を何より大事にして、教材やコンテンツを開発してきました。意図していたわけではありませんが、AIが劇的に進化する今、”知的なわくわく”がますます重要な時代になってきたと私は感じています。AIは最適な答えを出してくれますが、「何をやりたいのか」という原動力は、その人ならではの感性や考え、そして”わくわく”から生まれてくるものだからです。
これまで、多くの保護者の方にワンダーファイのサービスをご利用いただき、時に応援のお言葉をいただきながら支えられて活動してきました。また、国内外の政府機関、教育機関、自治体、メディア、商業施設、キャラクター企業など、さまざまなパートナーとご縁をいただき、一緒に取り組んでいます。最近では、そうした協働の機会がさらに増えています。
これから多くの方々と共に新しい挑戦を続け、国内外の子どもたちの”知的なわくわく”を引き出し、世界に貢献していきます。
これまで、多くの保護者の方にワンダーファイのサービスをご利用いただき、時に応援のお言葉をいただきながら支えられて活動してきました。また、国内外の政府機関、教育機関、自治体、メディア、商業施設、キャラクター企業など、さまざまなパートナーとご縁をいただき、一緒に取り組んでいます。最近では、そうした協働の機会がさらに増えています。
これから多くの方々と共に新しい挑戦を続け、国内外の子どもたちの”知的なわくわく”を引き出し、世界に貢献していきます。

代表取締役 CCO / ファウンダー
川島 慶
東京大学大学院工学系研究科修了。算数・数学好きが昂じて学生時代よりベストセラー問題集「なぞぺ〜」の問題制作に携わる。2007年より学習塾「花まる学習会」で4歳から大学生までを教える傍ら、公立小学校や国内外児童養護施設の学習支援を多数手掛ける。2014年株式会社花まるラボ創業(現:ワンダーファイ)。
開発した思考力育成アプリ「シンクシンク」は世界150カ国300万ユーザーが利用、「Google Play Awards」など、国内外で受賞多数。過去に、東京大学非常勤講師を務める。算数オリンピックの問題制作に携わり、2017年より三重県数学的思考力育成アドバイザー。
開発した思考力育成アプリ「シンクシンク」は世界150カ国300万ユーザーが利用、「Google Play Awards」など、国内外で受賞多数。過去に、東京大学非常勤講師を務める。算数オリンピックの問題制作に携わり、2017年より三重県数学的思考力育成アドバイザー。
著書
「角川の集める図鑑GET! あそべる算数」(KADOKAWA)
「マンガでわかる!10才までに遊んできたえるプログラミング脳」および同シリーズ(永岡書店)
「迷路なぞぺ〜」「新はじめてなぞぺ〜」「絵なぞぺ〜」など 「算数脳パズルなぞぺ〜」シリーズ(草思社、花まる学習会代表 高濱正伸との共著)
「マンガでわかる!10才までに遊んできたえるプログラミング脳」および同シリーズ(永岡書店)
「迷路なぞぺ〜」「新はじめてなぞぺ〜」「絵なぞぺ〜」など 「算数脳パズルなぞぺ〜」シリーズ(草思社、花まる学習会代表 高濱正伸との共著)